地下鉄の風

 

地下鉄の風はいつも生ぬるい

 

スカートをそっと抑えた手に その ぬるい風があたるとわたしは東京にいるんだと自覚させられる

 

それは住む前の東京で感じた地下鉄の風の生ぬるさのせいだ

 

地下鉄の風はなぜかいつも生ぬるい

記憶をすべて閉じ込めておける

 

わたしはそれが好きなのかもしれない