映写機

 

散らかった気分が頭から手を伝ってすべてに拡散していく感覚。わたしが動けばみんなみんな荒れ果てて枯れ果てるような被害妄想。

 

あながちその妄想は間違いではないのだ。自分のきもちが荒れているときは何をしてもすべてダメに見える。

 

高性能な脳は高性能であるがゆえの欠点を抱えている。きもちがダメなら脳にもダメが伝わって、そのダメが目に伝わって、見える世界にもダメが伝わって…ダメダメダメダメ…。

 

素直でやさしい脳。それをうまく使いこなせない持ち主のわたし。宝の持ち腐れとはこの事。

 

もし、わたしが映写機だったら…わたしにセットされたフィルムがどんな喜劇であっても、悲劇に変える自信がある。

 

そんな自信はいらねぇのだよ。