借り物宇宙

 

体調が悪い。

 

数日前から突然。

原因がよくわからず不安だった。

 

あー、まだ死にたくない。って思った自分に驚いた。

ついこの間まで「人に迷惑かけるだけで何の役にも立ってないのだから消えて無くなりたい」とか思ってたのに…。

 

いや、死ぬのと消えるのでは、わたしの中では少し意味が違うのだけど。

 

あまりにも怖くなって、ついに医者へ行った。パニック発作と言われた。ほんとかよ。って思った。ほんとにほんとにそれだけが理由なのか?という不安がまだある。

 

「こころの病気」という役所のホームページの表記を見て、少しイヤな気持ちになった。こころの病気はこころだけの問題ではない場合が多いからだ。こころというより、脳の問題の場合も多いし、脳を伝って身体にも影響を及ぼす。

 

「こころの病気」と表記したのは、とっつきにくさのある「精神障害」みたいなことばにしたくなかったからだと思うけど…なんかもう少しうまい言葉ってないかな?って考えてみたけどよくわからなかった。

  

それにしても、自分の身体なのに何もわからないのってやっぱりとても不思議だ。「身体は借り物」というのは本当のことかもしれない。

 

みんな生まれるとき一人一つずつ宇宙を借りてくるんだ。身体は宇宙。その宇宙の一部にこころがあって、すごく広くて手が届きそうで届かなくて、わたしたちはまだ何も知らない。

 

自分なのに自分じゃない。こんなに近くにあるのに、自分で使っているのに…なんでこんなに分かり合えないんだろう。もどかしく思う。

 

宇宙を抱きしめている。