野望

 

書いては下書きへ、

書いては下書きへ、

繰り返していたのですが…。

 

 

つまり何が書きたかったのかというと

 

 

草野マサムネ!!!!いつか絶対あなたより先に思ったことを発言できる人になってやるーーー!!!!「草野マサムネの模倣」なんて言われないような人になってやるーーー!!!!いつかあなたに出会ったときには、ほっぺをつねってやるーーーー!!!!!

 

 

…みたいな野望を持ってた頃が懐かしくて切なくて気持ち悪いけど、それだけの野望を持てたことが愛おしいという話。

 

草野マサムネさんのファンだった。あと、みうらじゅんさんとかリリーフランキーさんも好きだった。そういう人たちのインタビュー記事を読んでいるとあまりにも自分が今まさに考えてたこととぴったり重なる答えをしていることが多かったから、悔しかった。わたしが同じ考えを述べたところでそれはもう「模倣」になってしまうことが。

 

それで少しでも彼らに近付こうみたいな気持ちだけで美大に入学したけど、授かった「美大生」という呼び名がわたしには重すぎた。

 

みんなごく普通の学生なのに妙な優越感に浸ってた。「美大生」という呼び名が学生のアイデンティティを保っていた。「私は美大生だから他の人とはちょっと違う」みたいな感じで。わたしも同じ穴の狢だった。

 

でも、普通じゃないことに憧れてるわりには自分たちと少しでも違う感覚の人に対しては厳しかった。その人の描いた絵を悪く言ったりネタにして笑っているのはどうしても理解できなかった。

 

そもそも芸術ってなんだ?って、すべてがわからなくなっていった。そもそも芸術って習うものじゃないじゃんとか、いろんな雑念が間違って洗濯したティッシュのカスみたいに身体に貼り付いてる感覚だった。

 

そのうち大学という場所がとても寂しい場所になって中退した。

 

そして今…草野マサムネに近付くどころか、どんどんどんどん遠ざかっていく毎日。

 

そして思うのは、言い訳して逃げただけだったのかなってこと。

 

他人がどうとか気にしてる時点で負けてた。みっともないの第1位はわたし。

 

 

みなさんのこころに今、落ち葉はたまっていますか?

そこに誰か火種を落としてくれましたか?

 

わたしのこころは今、言い訳の海です。燃えるはずだったものたちはその海の底へ、深く沈んでいきました。

 

いつかまた戻れるんでしょうか?わたしのこころにもモーゼみたいな海を割って地を見せてくれる人が現れるんでしょうか?

 

いえ、誰かが割ってくれるのを待ってる時点でもうダメです。自分で割ってみろこのヤローってはなしです。

 

おわり。