この悲しみはわたしだけのもの

誰もわかってくれないのでは無い。わかってくれるな!とわたしの方から突き放しているんだ。誰にもくれてやるもんか!と威嚇している。口いっぱいに頬張って溢れ出す悲しみを舐めとるのに必死の毎日。そこまでして、なぜ?そんなものくれてやればいいと わたしの中にいる第三のわたしは思う。悲しみは痛く、切なく、苦しく、鋭い。それでいて、とてつもない甘美なのだ。だから渡せない。わたしだけのものにしたい。共感なんかいらない。わたしだけの大切な悲しみをいつも胸に抱いて眠る。苦しいはずなのにやめられない、わたしはもう悲しみ中毒に陥っている。